【No.13】TADAPAN様(静岡県藤枝市)定年後の夢を叶えた庭先ベーカリー
| 用 途 | パン屋 |
| タイプ | S-COREフラット |
| 地 域 | 静岡県藤枝市 |
| 開業時期 | 2024年 |
| 導入目的 | 定年後の小さな開業 |
| 特 徴 | 庭先店舗・テイクアウト専門 |

TADAPANさま:インタービュー動画
TADAPANさんへのインタビューは動画でもご覧になれます。このページの文章は、インタビュー内容を抜粋して掲載したものです。
Q1 お店の名前について
店名は「ただパン」。私の名前から取ったものです。ブーランジェリーやベーカリーといった洒落た名称ではなく、気軽に立ち寄ってもらえるような、親しみやすい名前にしました。本当は「タダでパンを提供できたら」と思う気持ちも込めていますが、公正取引委員会の規制もありそれは叶いません。ですので、実際には少しの代金をいただいて営業しています。そうした想いからこの名前にしました。
Q2 おすすめのパン
🌸店主(ご主人)のおすすめ
白神こだま酵母という天然酵母を使い、体にやさしく、油をなるべく使わず、小麦本来の甘みを生かしたパンを目指しています。特におすすめは、「ソフトフランス」の生地にオレンジピールを練り込んだ「オレンジパン」。やわらかな食感で、とても人気があります。
🌸奥さまのおすすめ
ランチ向けのサンドイッチもご用意しています。たとえば「舞茸のサンドイッチ」や、「塩麹に漬けたローストポークのサンドイッチ」など、ちょっと個性的なメニューを楽しんでいただけます。多くのお客様から好評をいただいています。
Q3 お店を始めたきっかけ
昨年、定年を迎えたことがきっかけです。年金が支給される65歳までの間、何か仕事をしないと生活が成り立たないという現実があり、パン屋を始めることにしました。
Q4 なぜパン屋を?
パンを本格的に食べ始めたのは、実は婚活中の頃でした。自分をアピールするために、手作りのシナモンロールを女性に差し入れしたところ、とても喜ばれたんです。その経験が嬉しくて、「パン作りっていいな」と思うようになりました。それが、この道を選んだきっかけです。
Q5 開業してみて
想像以上に大変でした。朝が早いことは覚悟していましたが、30年以上サラリーマンとして過ごした生活リズムからの転換は大きく、身体が慣れるまでに時間がかかりました。
ただ、半年ほど続けてようやくリズムもつかめてきました。
人生100年時代とも言われる中で、定年後の30年をどう過ごすか。そう考えたとき、この6帖ほどの小さな店舗で週数日働き、年金に少しプラスの収入を得られる今の生活は、自分たちにとってとても良い形だと思っています。
Q6 スペースの使い勝手
もう少し棚や機材が欲しいと感じることもあります。ただ、欲をかき始めたらキリがありません。
今のスペースに合わせて、自分たちの体力や年齢に無理のないよう、お店の形を作っていくことが大事だと思っています。
Q7 パンの種類と生産量
現在、約20種類のパンを販売しています。1日に焼く数はおおよそ70〜80個程度です。
Q8 一日のスケジュール
夫は朝3時ごろから作業を始め、私は7時ごろにお店に入ります。ホイロ(発酵器)やオーブンが1台ずつしかないため、作業を分担しながら効率的に進めています。建物がコンパクトな分、工夫をしながら丁寧にパン作りを行っています。
Q9 今後の目標
一番の目標は「売上アップ」です。もし再雇用を選んでいたら得られていたはずの給与を目安にしているので、それに見合う売上を目指しています。
今は1日あたりの来店数が平均4〜5人ほど。もう少し増やして、1日3,000円〜5,000円ほど売上が伸びると理想です。現在の目標は、1日あたり約2万2千円の売上を安定して出すこと。その目標に向かって、日々頑張っています。
プラ株式会社からのコメント
S-COREは、限られた住宅地のお庭でも「いつかは自分のお店を持ちたい」という夢を形にできる小さな建築です。
TADAPAN様の事例では、ご夫婦が思い描いていたパン屋のイメージや、こだわりのパンづくりを実現するため、デザイン性と機能性の両面からお手伝いさせていただきました。
昨年10月のオープン以来、地域の皆さまに親しまれ、ご夫婦らしい温かな雰囲気のお店として営業されています。白神こだま酵母を使ったやさしいパンと、庭先ならではの心地よい空間が印象的なパン屋さんです。
私たちは、これからも移住やセカンドライフ、独立開業など、それぞれの夢やライフスタイルに寄り添いながら、「自分らしく続けられる場所づくり」をお手伝いしていきたいと考えています。。


